手ぬぐいハンカチ「しきさいくろす」
しきさいくろす は
四季の色彩をクロスさせたハンカチです。
・四季(しき)
・色彩(しきさい)
・cross(掛け合わせる)
・cloth(布)
メンバーが撮影した新潟の風景から
色を2つ抽出して、縦線と横線に配置しています。
冬はとても寒く、夏はとても暑い。
四季がはっきりとした新潟。
新潟の豊かな自然をどうしたら魅力的に伝えられるか
メンバーで考えて、生まれたアイデアです。
季節のおたよりのように、四季のかけらを身近に。
使う人の毎日に、彩りを添えられたらうれしいです。
手軽に楽しめる手ぬぐい
しきさいくろすは手ぬぐい素材でできています。
お土産屋さんにあるような手ぬぐいはとても綺麗ですが、
その長さゆえに、日常使いがしづらいなと思っていました。
また、様々な柄が染められていますが、
普段は持ち歩きにくいデザインが多いようにも思います。
そこで、普段使いしやすいサイズで、
飽きの来ないデザインの手ぬぐいを作ろうと思いました。
日本の伝統である手ぬぐいの良さを、
手軽に楽しんでいただけると思います。
手ぬぐいサイズの生地に2枚分を染め、
それを半分に切ってハンカチにします。
素材について
素材も、手ぬぐいによく使われる特岡晒(とくおかさらし)を使用。
さらに、シルケット加工を施してもらいました。
これは、額縁にいれて飾るような鑑賞用手ぬぐいに使われてきた加工だそうです。
これにより、シルクのようなツルツルとした質感になり、発色も段違いに良くなります。
通常の手染めだと、生地の裏側までは色が出にくいようですが、
しきさいくろすは、裏側にもやわらかく色が出ています。
サイズと使い方
手ぬぐいの生地は、幅が約36cmと決まっています。
そのため、少し小さめなハンカチになりました。
小さいから、ポケットにもすんなり入ります。
小さくても、吸水性がよく頼れる存在です。
お弁当も包めます。
リップやハンドクリームのような小物をポーチのように包んだり
首に巻いたり、手首に巻いたり、カバンの持ち手に巻いたり
いろいろなアレンジが出来ます。
お手入れについて
シルケット加工のため、使いはじめはパリっとしていますが、
何度も使うと手に馴染んできます。
アイロンをしなくても「手アイロン」(と、呼んでいますが、単に手の熱で伸ばすだけです)でも充分シワがとれます。
乾かす前に一度パンッと振っていただけると
よりシワが出にくいです。
染めの工程で色止めをしているので、色うつりはしにくいですが、
念のため、色の薄いものとは別に洗ってください。
新潟の染め物屋さん
しきさいくろすを製作してくださったのは
新潟市にある「丸山染工」さん
お祖父様の世代から3代にわたって営まれている
地元の染め物屋さんです。
見知らぬ私たちをこころよく受け入れてくださり
染め物の体験や撮影など、たくさんご協力いただきました。
私たちの始めての作品ができあがったのは、
丸山染工さんに出会えたおかげです。
みなさまにも、丸山染工さんのあたたかい手仕事を感じていただけたらと思います。
丸山染工さんについては別の記事でもご紹介▼